元日本代表MFの前園真聖氏が12月4日、フジテレビ系の情報番組「ワイドナショー」に出演。カタール・ワールドカップの日本対スペインを振り返り、クロアチア戦を展望した。

 0—1での折り返しとなったスペイン戦の前半について、前園氏は「めちゃくちゃ厳しいと思った。日本の選手がドイツ戦以上にほとんどプレーができなかった」と振り返る。

 そのうえで、48分に堂安律が決めたゴールは「後半の(三笘薫と堂安投入の)メンバー交代と、ハイプレスがゴールにつながった」として、「相手のミスを確実に点にできるのが凄い」と称えた。

 一方、ベストメンバーを揃えながら日本に追いつかれたスペインは、「結構動揺が広がっていた」と分析。51分の田中碧の逆転弾の時には、アシストとなった三笘のクロスの際にボールがピッチを割ったと判断したスペインの選手が「みんな止まっていた」と解説。三笘と田中の「諦めないプレーが2つ続いている」と評価した。
 
 さらに、ラウンド・オブ16で対戦する前回大会準優勝のクロアチアについては、グループステージでの戦いを見る限り「少し質は落ちている。チャンスはある」と分析。そのなかで、大黒柱のルカ・モドリッチを「間違いなく止めなければならない」とポイントに挙げた。

 史上初の準々決勝進出を懸けて戦う森保ジャパンは、グループステージ同様「前半をしっかり耐えながら、後半メンバーを代えてギアを入れる」として、三笘と堂安は後半からの投入となると推測した。

 日本対クロアチアは、日本時間5日の24時キックオフ予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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