【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝トーナメント1回戦】オランダ3-1アメリカ(日本時間12月4日/ハリーファ国際スタジアム)
オランダ代表DFデイリー・ブリントがゴールを決めると、迷わず走って行った先はコーチであり父のダニー・ブリントの待つベンチだった。ゴールを決めた息子と、それを讃える父。両者の姿はあまりにも微笑ましく、アツすぎる父と息子の親子の絆が見られるワンシーンとなった。
前半終了間際。右サイドをオランダ代表DFダンフリースが突破すると、絶妙なグラウンダーのクロスをボックス内に送る。それを中央に走り込んできたDFブリントがゴール左隅に流し込んで追加点を決めた。ウイングバック、ダンフリースのクロスにウイングバックで出場したブリントが合わせるというダイナミックなオランダ代表を体現するかのようなゴールだった。
32歳のデイリー・ブリントはワールドカップで通算2点目のゴールとなった。前回得点した2014年大会でも父ダニーはアシスタントコーチとしてベンチ入りしており、息子の得点を"特等席"から見守った。幼少期から成長を見てきた父親にとっては今大会のゴールも感無量の瞬間だっただろう。そんな一生に一度しか味わえない最高の思い出を8年越しにもう一度味わうことができた。
ABEMA視聴者は「お父さん」「親子か」「感動」「パパ」「親子はアツい」「おとうさんやりました」「微笑ましい」とブリント親子の絆にコメントを寄せた。
デイリー・ブリントの父であり、オランダ代表コーチのダニー・ブリントは元オランダ代表の選手で1990年と1994年のワールドカップに出場したが優勝には届かなかった。父が選手時代に惜しくも手にすることのできなかったワールドカップ優勝トロフィーを親子で掲げる瞬間は訪れるのかだろうか。
(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)