【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループE】コスタリカ2-4ドイツ(日本時間12月2日/アルバイト スタジアム)

 格上のドイツやスペインを撃破し、世界を驚かせた我らがSAMURAI BLUEの快進撃が注目を集めたFIFA ワールドカップ カタール 2022・グループE。ドイツ対コスタリカの試合では、男子ワールドカップとしては大会史上初となる女性審判団の活躍が話題を呼んだ。

【映像】公式映像が捉えた「力強く美しい」誓いの様子

 フランスのステファニー・フラパール主審をはじめ、副審がブラジルのネウザ・バックさん、さらにメキシコのカレン・ディアスメディナさん。選手とは異なる立場でありながら、W杯において歴史的な瞬間を刻んだ彼女たちが試合前に見せた誓いの瞬間をFIFA公式映像が捉えていた。互いに手を重ね、アイコンタクトをとる様子からは力強くも美しい気品が漂っていた。

 試合前、集合し、顔を見合わせた3人。主審のステファニー・フラパールさんが静かに右手を差し出すと、副審の2人も求めに応じるようにその手を力強く重ねる。さらに呼びかけに対して大きく、力強く頷くと「よし、行こう」といった様子で言葉を交わし、笑顔を浮かべ、女性審判団はそれぞれの持ち場へと向かっていった。

 彼女たちが審判を務めたこの試合は互いに一歩も譲らない激しい展開の末に、2-4でドイツが勝利。しかし、日本がスペインを撃破したことを受け、2大会連続でドイツのグループステージ敗退が決まるという、さまざまな意味で印象深い試合となった。(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)