かつて森保一監督の下でもプレーし、サンフレッチェ広島、湘南ベルマーレでプレーしたクロアチア人のミハエル・ミキッチ氏が、日本代表について言及した。クロアチア『HRT』が伝えた。
2009年にディナモ・ザグレブから広島に加入したミキッチは、右のサイドアタッカーとして主力として戦った。
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下でプレーした後、森保監督の下でもレギュラーを務め、2012年、2013年のJ1連覇、2015年の優勝と、3度のJリーグ優勝に貢献してきた。
森保監督を知り、そしてJリーグのこともよく知るミキッチ氏。カタール・ワールドカップ(W杯)のラウンド16で母国・クロアチア代表と日本が対戦することになる中、堂安律のコメントについて言及。「冗談抜きで日本が優勝します」と語ったことに厳しい言葉を返した。
「楽観的で野心的すぎる発言だと思う。彼らはラウンド16で行き詰まるだろう。スペインとドイツには勝ったが、コスタリカには負けた」
「彼らにはクオリティがある。彼らに感謝しているが、現実的にはスペイにゃドイツよりも、優れたチームではないと言わざるを得ない」
「何かをしなければならないとわかっている時、彼らはプレーすることを気にしない。そのプレッシャーがない時は同じではないんだ」
「彼らはこの試合でプレッシャーにさらされると思う。彼らは間違いなく、スペイン代表とドイツ代表との2試合よりも、遥かに多くの痛みを感じることになるだろう」
ドイツとスペインからゴールを奪った堂安のビッグマウスとも言える発言に不快感を露わにしたミキッチ。その堂安、そして三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)、浅野拓磨(ボーフム)には「スペースを与えてはいけない」と警戒しつつ、森保監督のゲームプランについても「延長戦にもつれ込むことを狙っている」と推測。かつてのエピソードも語った。
「明らかに、延長戦でチャンスがあると考えていると思う。クロアチアが本命であることを認識していながら、その方向に試合を導くことを望んでいる。私は試合が延長戦に入ることを望まない」
「日本人の典型的な例として、感情を表に出すのがとても苦手だ。彼は決定に影響を与えることができないことを知っている」
「彼が広島で私を指導した時、試合中は冷静だったが、試合後は元気を出して感情を表に出していた」
また、日本サッカーは現在は北海道コンサドーレ札幌を指揮し、広島、そして浦和レッズでも指揮したミシャ監督と、ジェフユナイテッド市原・千葉、そして日本代表を率いたイビチャ・オシム監督の旧ユーゴスラビア圏の2人が大きな影響を与えているとした。
「彼らが最強の団結力を持っていることは確かだ。ミハイロ・ペトロヴィッチと共に育ち、彼から学んだ。彼の指導法と学習法は、他のすべての人とは正反対だった」
「彼は今も日本にいて、17年間日本のトップリーグに所属している。一方で、彼はイビチャ・惜しむから学んだ。この2人は、日本サッカーとその発展に大きな影響を与えている」