森保一監督の手腕を巡る議論は尽きない。ただ、世界の強豪国を倒して2大会連続ベスト16進出を果たした日本への賛辞は確かだ。
イタリアのメディア『TUTTOmercatoWEB』は12月26日、「カタール・ワールドカップが我々に残してくれたもの」と題したシリーズで、マーケットにおける日本の注目株となった選手たちについて報じた。
同メディアは「国民がサッカーファンにもたらした共感もあって、日本は常に高く評価されてきた代表のひとつだ」と、森保ジャパンに賛辞を寄せている。
「今大会では期待を上回り、ドイツを敗退させ、スペインをも上回ってグループステージを突破した。ベスト16では準決勝まで勝ち進んだクロアチアに敗れたが、PK戦の末のことだ。これもまた、日本のサッカー全体が成長していることを表している」
【画像】世界的な反響を呼んだ森保監督のお辞儀
また、「最も高く評価されているのはダイチ・カマダ」と、フランクフルトとの契約が今季で満了することもあり、去就が注目されている鎌田大地が、日本で最も高額な市場価値を誇ると紹介した。
そのほか、堂安律について「アジアサッカー界有数の有望選手であることを示した」と称賛。久保建英もそれに続き、「レアル・ソシエダで主役のひとりとなっている」とたたえている。また、板倉滉は「国際舞台にふさわしいことを示した」とも伝えている。
「これらの選手たちは、直近で移籍したが、次は欧州サッカー界で注目株となる運命にある」
サッカー界最大の祭典であるワールドカップは、これ以上ないショーウィンドウでもある。カタールの地でインパクトを残した選手たちには、これからどんな未来が待っているのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部