森保一監督率いる日本代表は6日、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦する。この一戦を前に、MF堂安律(SCフライブルク)を交えた上で日本代表を過小評価する動画に注目が集まっている。

 アメリカの電機メーカー『ビーツ・エレクトロニクス』の公式ツイッターアカウントで5日午後6時に公開された7秒間の動画では、顔を上げる堂安律の姿が捉えられているが、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が「日本代表は多くの希望を抱くべきではない。(カタールW杯で)彼らは苦労するだろう」と発言。この動画に対して「ロマーノ氏は、何を言っていたか覚えているのか?」というコメントが添えられている。

 するとロマーノ氏は「こんなことになるとは予想していなかった!堂安律おめでとう、そして頑張って下さい!」と反応。堂安律をはじめ日本代表に対する評価を謝罪したのだ。

 堂安律は日本代表でFW伊東純也(スタッド・ランス)の活躍もあり、スタメンでの出場機会が限定。それでも先月23日のドイツ戦では71分からピッチに立つと、わずか4分後に同点ゴールをマーク。今月2日のスペイン戦でも後半キックオフから出場すると、48分にペナルティエリア外で右サイド寄りの位置から強烈なミドルシュートを放ち、再び同点ゴールを奪取。51分には右サイドからのグラウンダー性のクロスからMF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)の勝ち越しゴールを演出していた。

 日本代表は史上初となるベスト8入りを目指す中、欧州の移籍市場で名を馳せるロマーノ氏も森保ジャパンの躍進に驚いているようだ。