後半32分にカウンターからペリシッチにシュートを放たれるもコースを変えて回避

 森保一監督率いる日本代表は、現地時間12月5日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦。1-1のまま90分間を戦い抜き、延長戦に突入したなかで、後半32分にDF冨安健洋が相手MFイバン・ペリシッチのシュートを弾いたシーンにスポットライトが当てられている。

 立ち上がりは強くプレスに出た日本は、MF伊東純也からの低いアーリークロスにFW前田が飛び込む形でチャンスを作った。今大会で勝利したドイツ代表やスペイン代表との試合に比べ、日本がボールを最終ラインからつないで攻撃につないでいく回数が増やせた一方で、奪われた後の速攻を仕掛けられる場面もある一進一退の展開になった。

 時にシンプルな前線へのボールを織り交ぜるクロアチアがゴール前に迫る回数が増えていったが前半終了間際の43分、日本は右コーナーキックからショートでつなぎ、堂安が角度を作った状態から中央へクロス。そのこぼれ球を前田が蹴り込んだ。日本が先制点を奪い、1-0でハーフタイムを迎えた。

 交代なしで突入した後半、日本は同10分に失点を喫する。DFデヤン・ロブレンが右サイドの敵陣中央から右足でクロスを上げると、ペナルティーエリア中央で反応したMFイバン・ペリシッチが頭で合わせ、同点に追い付いた。

 さらに、後半32分には日本はクロアチアのショートカウンターを食らい、ペリシッチがドリブルで持ち込んで左足シュート。これはわずかに枠を外れたが、対峙した冨安が足を延ばしてコースを変えていた。「ABEMA」で現地解説を務めるMF本田圭佑は「素晴らしい。ナイスブロック!」と称えていた。

 試合は1-1のまま前後半90分を終え、延長戦に突入している。(FOOTBALL ZONE編集部)