決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦はPK戦の末に敗戦

　森保一監督率いる日本代表は、現地時間12月5日に行われるカタール・ワールドカップ（W杯）決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦し、120分間で決着がつかず、PK戦は1-3で敗戦となった。「ABEMA」でカタールW杯プロジェクトのGM（ゼネラルマネージャー）を担当するMF本田圭佑は、PK戦での敗退に「でもほんと、やりましたよ」と語っている。

　グループリーグでドイツ代表とスペイン代表を破り、2勝1敗でE組を首位通過した日本。F組2位のクロアチアとベスト8を懸けて対戦した。

　日本は慎重な立ち上がりを見せ、守備からリズムをつかんでいく。徐々にボールを持つ時間が増えていったなか、前半43分にFW前田大然が先制点を奪い、1-0でハーフタイムを迎えた。後半はゴールの欲しいクロアチアが前に出る展開となり、同10分にFWイヴァン・ペリシッチに同点ゴールを許してしまう。その後は互いに決め手を欠き、1-1のまま延長戦に突入した。

　30分の延長戦でもゴールは生まれず、決着はPK戦にもつれ込んだ。「ABEMA」で現地解説を務める本田は「これね、PK、見ます？　見れます？」と心情を吐露。「ようやったじゃないですか。PKってほんと、運だと思うんですよ。やれることなさすぎて、PKは」として、「こんなドキドキすることあります？」と緊張を語っていた。

　PK戦の結果は3-1でクロアチアの勝利。本田はしばしの沈黙のあと、「でもほんと、やりましたよ。感情的になるけど」と、日本のここまでの奮闘を称えていた。（FOOTBALL ZONE編集部）