日本代表は5日、カタール・ワールドカップ(W杯)ラウンド16でクロアチア代表と対戦し、1-1で120分を終了。PK戦の末、1-3で敗れた。

グループズテージではドイツ代表戦とスペイン代表戦で貴重な同点弾を挙げ、ベスト16進出に大きく貢献したフライブルクのMF堂安律はこのクロアチア戦が今大会初先発となった。2シャドーの一角で攻撃にアクセントを付ける役割を担い、大会を通してハイパフォーマンスを見せた堂安は試合直後のインタビューで次のように答えた。

「前半は堅い守備からゴールを取りに行くという狙いで悪くなかった。後半も失点したが悪くなかった。試合展開はほぼパーフェクトだった。ただ、後半ラスト20分くらいはチャンスを作れなかった。そこはアタッカーである自分の責任かなと思います。PK戦は誰も責めることはできない。決めきれなかった僕たちの責任だと思います」

次の大会について聞かれた堂安は試合直後であったことから率直に「考えられない」と話した上で「受け止めて何ができるのか、何が足らなかったのか、先輩たちが残してくれたものを僕たちが受け継いで4年間かけて次の大会に向かっていかなければならない」と言葉を振り絞った。

最後に「個人どうこうよりも日本代表の一員としてベスト16の壁を超えるために戦っていた。それができなかった。もっとチームを助けられたかと思います」と悔しさを滲ませた。