日本との対戦での後半10分を回顧、決勝トーナメントの初戦へ
スペイン代表のルイス・エンリケ監督は、現地時間12月6日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦、モロッコ代表戦の前日記者会見に出席。この先の戦いに対しての見通しに、日本代表との試合を例に挙げた。
スペインは大会初戦でコスタリカ代表に7-0で圧勝。ドイツ代表とは1-1で引き分け、優位な状況で迎えた日本戦を1-2で敗れた。試合の多くの時間でボールを支配しながら、ハーフタイム明けの後半3分にMF堂安律、後半6分にMF田中碧がゴールした日本に敗れていた。
ルイス・エンリケ監督は会見で「ピッチ上で、ストライカーは最初のDFでもある。そういうサッカーを私は好む。難しいのは、それをピッチで表現することだ」とコメント。そして「日本戦では、彼らが10分間われわれを上回った。勝ち進んでいけば、そのような時間帯の分数が増えることもあるだろう。対戦相手だって前に進もうとしてくる。そのような時間帯をネガティブに捉えず、ポジティブなマインドで試合をしなければいけない」と語った。
スペイン代表の指揮官にとって、日本戦のハーフタイム明けの10分間は魔の時間帯だったという認識があるようだ。対戦相手のモロッコは今大会で同じアラブ圏の国家であることからもホームチームのような大きな声援を受けている。また、大会を見ても欧州と南米以外で唯一のチームになっただけに、アップセットが再び起こるかどうかが注目されているゲームだと言えそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)