クロアチア戦後、森保監督が見せたお辞儀を海外メディアが紹介

 日本代表は12月5日、カタール・ワールドカップ(W杯)のラウンド16で、クロアチア代表と120分の死闘を1-1で終え、PK戦の末に1-3で敗れた。試合後、スタンドのファンに向けて深々とお辞儀する森保一監督の姿に注目が集まったなか、ブラジルメディア「UOL」は「なぜ日本人はW杯で挨拶にお辞儀をするのか?」と特集を組んだ。

 クロアチアに敗れたあと、森保監督は1人でゆっくりとスタンドの前に向かい、 胸に手を当てる仕草を見せ、頭を深く下げてファン・サポーターに謝意を示した。

 ブラジルメディア「UOL」は「なぜ日本人はW杯で挨拶にお辞儀をするのか?」と注目。「ファンにお辞儀する森保一監督」と写真付きで取り上げつつ、日本文化に注目を寄せている。

「日本がほかの社会と異なるのはお辞儀だ。このジェスチャーは『こんにちは』にとどまらず、『ありがとう』や『すみません』の意味にもなる」と説明。さらにお辞儀の「傾き」もポイントと補足し、「日常生活では15度程度のお辞儀が最も一般的。目上に敬意を示す際には30度程度。一方、最も敬意を表す形は45度から70度のお辞儀(最敬礼)」と日本文化を紹介した。

 日本人ファンのゴミ拾いなどで日本文化への注目度が世界的に高まるなか、指揮官のお辞儀も脚光を浴びていた。(FOOTBALL ZONE編集部)