森保一監督率いる日本代表は、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)グループリーグでスペイン代表相手に金星。この一戦では、MF三笘薫(ブライトン)の折り返しからMF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)が勝ち越しゴールを奪っていた。その日本代表がクロアチア戦黒星で大会を後にする中、DF吉田麻也(シャルケ)のスマートフォン画面がにわかに話題を呼んでいる。

 世界中のフットボールを対象に話題性豊かな出来事を取り上げるツイッターアカウント『Out Of Context Football』は6日、吉田麻也とMF堂安律(SCフライブルク)がロッカールームで会話する時のシーンを投稿。吉田麻也は左手でスマートフォンを持っているが、待ち受け画面が三笘薫の折り返しシーンを真上から撮影したものになっている。

 この写真がボールがゴールラインに1.88mmしかかかっていないことで以前から反響を呼んでいる。そんな究極のシーンを捉えた1枚が待ち受け画面に設定されていることに、サッカーファンから「マジかよ」、「こういうの好き」、「面白い」といったコメントが寄せられている一方で「あれが彼らのトロフィーだ」、「こんなことするから負けるんだ」といった否定的な声も上がっている。

 三笘薫の折り返しシーンを巡っては、スペインやドイツ国内の複数メディアは、三笘薫が折り返す際にボールがゴールラインを割っていたと主張。これに対して国際サッカー連盟(FIFA)は今月2日に動画付きで「ボールは完全には外に出ていなかった」との公式見解を披露していた。

 なお吉田麻也はカタールW杯全4試合でフル出場。6日のクロアチア戦ではFW南野拓実(ASモナコ)や三笘薫とともに、PKを失敗。日本代表はPK戦で1-3と敗れ、ベスト8進出を逃している。