ブラジル代表FWネイマール(パリ・サンジェルマン/フランス)が、FIFAワールドカップカタール2022での優勝に向け意気込みを語った。6日、国際サッカー連盟(FIFA)の公式サイト『FIFA.com』がコメントを伝えている。

 2002年の日韓大会以来となる20年ぶり6度目のW杯制覇を目指すブラジル代表。今大会は開幕からセルビア代表、スイス代表に連勝し早々と決勝トーナメントが確定。カメルーン代表には敗れたものの、得失点差で2位チームを上回り首位でグループ通過を果たした。5日に行われた決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)では韓国代表に4-1で快勝。クロアチア代表が待つ準々決勝へと駒を進めた。

 初戦のセルビア代表戦で負傷し、状態が心配されていたネイマールだが、韓国代表戦ではスタメンに復帰し81分までプレー。PKで今大会初ゴールを決めるなど、安定感あるプレーでブラジル代表を牽引した。同選手は負傷について「とても怖かったし、辛かったよ」と当時の心境を明かしつつ、「理学療法士に治療してもらい、すべての努力は報われた。この旅を勝利で終えることができれば、苦しみにも価値があったのだと思えるだろう」とコメントしている。

 20年ぶりの優勝に向けて着々と歩みを進めているブラジル代表。ネイマールは韓国代表戦後に「もちろん僕たちはタイトルを夢見ているが、一歩一歩着実に進んでいかなければならない。優勝するためには残り3試合に勝たなければならないが、僕たちの準備は万全だし、完全にタイトルに集中しているよ」と史上最多となる6度目のW杯制覇に向けて自信を示した。

 そんなネイマールだが、韓国代表戦でのPKにより、ブラジル代表で記録した通算ゴール数が「76」に到達。”サッカーの王様”として知られる元ブラジル代表FWペレ氏の記録「77」にあと1点と迫っている。今大会中での記録更新にも期待がかかる。