帰国会見を実施、クロアチア代表戦のPK戦に触れる

 カタール・ワールドカップ(W杯)をベスト16で終えた日本代表が12月7日、帰国会見を実施。登壇した森保一監督が今大会を振り返り、決勝トーナメント1回戦・クロアチア代表戦をPK戦の末に落とすことになったなか、挙手制でキッカーを決めたことについて「私がやってきたなかで今回も同じやり方をとることにしました」と明かした。

 日本はベスト16のクロアチア戦で、120分の激闘を1-1で終え、PK戦の末に1-3のスコアで敗れた。PK戦の一番手に登場し、キックを失敗したMF南野拓実(ASモナコ)は試合翌日、PKキッカーを挙手制で決めることについて「知らなかった」と明かし、「誰も手を挙げなかったから『じゃあ、俺が』と手を挙げた」と振り返った。

 PKキッカーの選定方法に対しさまざまな意見が上がっていたなか、帰国会見で森保監督は「チームで順番を決めるというのは準備をしてきましたが、これまで我々、私がやってきたなかで、毎回同じ、PK戦の戦い方をしていたので、今回も同じやり方をとることにしました」とコメント。これまでのやり方を踏襲する流れだったと語った。

 そのうえで「PKを蹴ってくれた選手に関しては、本当に勇気ある決断をしてくれたと思っている。口から心臓が飛び出るくらい、緊張とプレッシャーのなか、選手たちが勇気を持ち、自分がチームを勝たせる、日本に勝利をもたらせる。日本のために戦ってくれた勇気を称えたい」と、キッカーを担った選手へ感謝の意を示した。(FOOTBALL ZONE編集部)