今年も残すところあと1日となった。本稿では、2022年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回は、カタール・ワールドカップのラウンド16で日本を下したクロアチアの指揮官が、試合後に森保ジャパンについて言及した記事を再掲する。
 

記事初掲載:2022年12月6日

―――◆――◆―――

 現地時間12月5日、日本代表はカタール・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦で、前回準優勝のクロアチアと対戦。延長戦を含む120分間で1-1と決着がつかず、PK戦で1-3で敗れた。

 ドイツとスペインを破って勝ち上がってきた森保ジャパンは、43分に前田大然のゴールで先制したものの、55分にセットプレーからイバン・ペリシッチのヘッド弾で追いつかれる。

 その後は両軍とも決め手を欠き、突入したPK戦では南野拓実、三笘薫、吉田麻也の3人が相手GKドミニク・リバコビッチにセーブされ、初の8強進出を逃した。
 

 クロアチアのメディア『Nacional』によれば、クロアチアを率いるズラトコ・ダリッチ監督は「これは歴史的な結果だ。我々はよくプレーし、懸命に戦ったと思う。世界最高の8つのチームのひとつというのは素晴らしい結果だ」と語り、こう続けている。

「日本人は我々を過小評価したが、彼らの間違いだった。彼らは我々を簡単な相手だと思っていた。クロアチアを決して過小評価しないでほしい。久しぶりにアディショナルタイム(直前)に失点してしまい。台無しにしてしまったが、ドイツとスペインを破った相手に対して、選手たちは素晴らしい試合をしてくれた」

 56歳の指揮官は、日本から過小評価されていると感じていたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】こぼれ球に反応した前田大然の先制ゴール!