アルゼンチンがオランダ撃破、4-3でPK戦を制してベスト4に進出
現地時間12月9日のカタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝でアルゼンチン代表とオランダ代表が対戦。アルゼンチンが4-3でPK戦を制してベスト4に駒を進めた一方、両軍の選手に計15枚のイエローカード(そのほかコーチにイエローカード2枚、選手にレッドカード1枚)が飛び交う大荒れの試合となった。これは「W杯1試合最多イエローカード」の新記録となっている。
スコアが動いたのは前半35分だった。FWリオネル・メッシのパスからDFナウエル・モリーナが沈めてアルゼンチンが先制。後半25分過ぎ、MFマルコス・アクーニャが左サイドから進出するとオランダはDFデンゼル・ダンフリースに倒されてPKを獲得し、これをメッシが決めて2-0とリードを広げた。
一方のオランダは後半38分に、クロスからFWボウト・ベグホルストが頭で叩いて1点返すと、後半44分には両軍の選手が入り乱れる騒動が勃発。その後、後半終了間際にセットプレーからベグホルストが2点目を決めて2-2となり、延長戦に突入した。
120分を戦い抜いた試合はPK戦へ突入し、オランダ1人目のDFフィルジル・ファンダイク、2人目のFWステフェン・ベルハイスが失敗。アルゼンチンは1人目のメッシ、2人目のMFレアンドロ パレデスが成功で差が付くと、最終的に4-3でアルゼンチンが勝利した。
両軍でイエローカードが飛び交った。前半31分、アルゼンチンのベンチでワルテル・サムエルコーチがイエローカードを受けると、その後、前半だけでオランダはDFユリエン・ティンバーとFWボウト・ベグホルスト、アルゼンチンはMFマルコス・アクーニャとDFクリスティアン・ロメロにカードが出された。
後半以降も荒れ模様は変わらず、延長戦とPK戦も含めて最終的にアルゼンチン側はイエローカード8枚(ほかでコーチ2人)、オランダ側はイエローカード7(レッドカード1枚)が飛び交うゲームとなり、これはW杯1試合最多イエローカード記録となっている。(FOOTBALL ZONE編集部)