ペペはスイス戦で1ゴールを記録

11月に開幕したFIFAワールドカップ・カタール大会は、すでに決勝トーナメントまで進んでおり、10日には準々決勝の2カードが行われる。スペインを下してベスト8へ進出したモロッコと対戦するポルトガルは、最終ラインで厳しい台所事情に立たされた。

今大会ではグループステージ初戦のガーナ戦では、センターバックにルベン・ディアスとダニーロ・ペレイラのコンビが起用された。この2人にポルトガルの最終ラインを任される予定であった。

しかしガーナ戦後に行われたトレーニングでダニーロが負傷。その後の3試合では欠場が続いており、代表チームでの治療が続けられていたが、ポルトガルサッカー連盟によれば、すでにダニーロはチームから離脱し、所属先のパリ・サンジェルマンへ戻ることが発表されている。

そしてダニーロの代わりにスタメンに起用されているのが、ペペである。39歳の大ベテランは最終ラインからチームをけん引し、ポルトガルの決勝トーナメント進出に貢献。さらに決勝トーナメント1回戦のスイス戦ではゴールを決めるなど、高い存在感を見せている。

ポルトガルのセンターバックはダニーロを除けば、ペペと19歳のアントニオ・シウバの2人のみと手薄な状況だ。悲願のワールドカップ制覇へポルトガルの命運を握るのは、ぺぺのパフォーマンス次第かもしれない。