クリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガル代表はまたもワールドカップ優勝には届かなかった。モロッコとの準々決勝に1-0で敗れ、ベスト8での敗退が決まった。

選手たちはこの日の主審がアルゼンチン人だったことを問題視しているようだ。

『Record』によれば、ペペ(ブラジル出身)とブルーノ・フェルナンデスはこう述べていたという。

ペペ

「アルゼンチン人審判が俺たちの試合を裁くのは受け入れがたい。

昨日起きたこと(アルゼンチン対オランダの準々決勝)、そして、メッシが話し、全てのアルゼンチン人が話題にした後、レフェリーたちはここに来てジャッジする。

彼が(試合を)調整するためにここに来たとは言わないが…。

相手GKは寝ころんでいたのに、彼は8分しかアディショナルタイムを与えなかった。俺たちは懸命に闘ったのに、8分か?

後半はプレーさせてもらえなかった。サッカーをプレーしていたのは俺たちだけだった。悲しいね。優勝できるクオリティがあったのに、実現できなかった。

ひどい時間稼ぎがあった。主審もGKに速くボールを出せと2度も言っていた。

悲しい気持ちで去る。W杯で優勝できる力はあったからね。

あのレフェリーのピッチ上での気分と傲慢さ。アルゼンチンが優勝することに全てを賭けることができる。

今日の彼がしたこと。アルゼンチン人レフェリー。今日ピッチにいた9人のうち5人がアルゼンチン人…。

これ以上何が言える?最後にどこが勝つのか見てやろう」

ブルーノ・フェルナンデス

「非常におかしい。まだ自分の国が大会を戦っている審判がいる一方で、ポルトガルの審判がいないのは。

ポルトガルの審判はチャンピオンズリーグも裁いているいるので、ここにいるべきクオリティとレベルにある。

やつらはCLの試合を担当したこともないし、こういう試合に慣れてもいないし、不適格だ。

ピッチ上で明らかに偏向していた。前半には自分に間違いなくPKがあった。

自分がああいう状況で自ら倒れることなど絶対にない」

アルゼンチンは昨日の試合で準決勝進出を決めているが、メッシらはスペイン人審判のジャッジを批判していた。

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ペペは怒りを露わにしていたほか、ブルーノも過激な発言を止めようとしたポルトガルサッカー連盟関係者に「触るな。言うことは言うんだよ」と感情をぶつけるなど相当に荒れていたようだ。

なお、ペペは試合中に左腕を痛めたが、尺骨の骨折が判明している。