決勝トーナメント1回戦で活躍した選手がずらり
カタール・ワールドカップ(W杯)の8強が出揃ったなか、サッカー専門メディア「90min」のドイツ版は「W杯16強のベスト選手たち」を特集。惜しくも16強で敗退した日本代表からも1人選出され、「素晴らしいパフォーマンス」と称賛している。
記事では「W杯ラウンド16の試合では、モロッコがスペインに勝利したことが唯一のサプライズとなった。主要国のスターがほとんど好調だったが、あまり名の知られていない選手もセンセーションを巻き起こした。16強のベスト選手たちを紹介する」と記し、ベスト8に進出したチームを中心に15選手が選ばれている。
スイス代表戦(6-1)で今大会第1号となるハットトリックを達成したポルトガル代表FWゴンサロ・ラモスが選ばれ、「クリスティアーノ・ロナウドに代わって先発し、プレッシャーに晒されていた。ベンフィカの若きアタッカーは、開始早々それをやってのけた。わずか17分で雷光を浴びせたのだ。この21歳、その後も2ゴールと1アシストを記録し、決定的な役割を果たした」と絶賛した。
また、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがオーストラリア代表戦(2-1)で決めた先制ゴールを称えて「勝利の決定的な要因となった」と記した一方、ポーランド代表戦(3-1)で2ゴールと活躍したフランス代表FWキリアン・ムバッペについて「間違いなく現在、地球上で最高の選手」「誰がこの男を止めるんだ?」と称えている。
そんななか、日本代表とクロアチア代表からもそれぞれ選出。クロアチアからGKドミニク・リバコビッチが名を連ね、「PK戦でヒーローになった」とPKストップを理由に挙げている。
また日本からはMF遠藤航が選ばれ、「日本はPK戦の不調で準々決勝進出を逃したが、それは遠藤航のせいではない。シュツットガルトのスターは、120分以上にわたって中盤で素晴らしいパフォーマンスを披露した。遠藤は7回のデュエルのうち6回に勝利し、前方への危険なアクションのほとんどに関与していた。日本のシュート13本のうち7本に絡み、パスも88%と好調だった。本当にこれ以上ないというくらいだった」と手放しで賛辞を送った。遠藤以外はすべてベスト8進出の国から選ばれており、敗退国から唯一の選出。それだけ際立ったパフォーマンスという高い評価を得ている。
「90min」ドイツ版が選んだ「W杯16強のベスト選手たち」は以下のとおり。
ゴンサロ・ラモス(ポルトガル)
ジョアン・フェリックス(ポルトガル)
ペペ(ポルトガル)
ルーカス・パケタ(ブラジル)
リシャルリソン(ブラジル)
チアゴ・シウバ(ブラジル)
デンゼル・ダンフリース(オランダ)
デイリー・ブラインド(オランダ)
ジュード・ベリンガム(イングランド)
フィル・フォーデン(イングランド)
キリアン・ムバッペ(フランス)
リオネル・メッシ(アルゼンチン)
ドミニク・リバコビッチ(クロアチア)
ヤシン・ブヌ(モロッコ)
遠藤航(日本)(FOOTBALL ZONE編集部)