守備を支えているロブレン

前回大会で準優勝のクロアチアは、今大会でも決勝トーナメントを勝ち抜きベスト4へと進出した。グループステージを2位で通過するとラウンド16では日本、準々決勝ではブラジルをPK戦の末に破って4強までたどり着いている。

そんなクロアチアを支えているセンターバックがデヤン・ロブレンだ。4年前の準優勝でもレギュラーだったDFは今大会も安定した守備でチームをけん引。20歳のヨシュコ・グバルディオルとコンビを組みながら、最終ラインで存在感を発揮しているのだ。

フィジカルを武器に相手FWを封じるロブレンだが、決勝トーナメントからは正確なキックで勝利に貢献している。日本との決勝トーナメント1回戦では1点ビハインドの55分、右サイドから高精度のクロスを供給。イヴァン・ペリシッチが強烈なヘディングシュートを決めて同点に追いついている。

さらにブラジル戦でも12本のロングボールを前線に送り、そのうちの9本を通すなど高い成功数を記録。何度もブラジルの猛攻を受けながら凌いだロブレンはクリア数でも「10」を数えており、要所の守備でクロアチアを支えた。次なる相手はリオネル・メッシ擁するアルゼンチンだが、ロブレンはどのような好守を見せてくれるだろうか(データは『SofaScore』より)。