アルゼンチンは順調に勝ち進んでいる
FIFAワールドカップ・カタール大会はラウンド8が終わり、ベスト4が出揃った。アルゼンチン、クロアチア、フランス、モロッコの4カ国であり、イングランドやブラジルはラウンド8で姿を消している。この4チームではイングランドを真正面から破ったフランスが頭一つ抜けている気もするが、どこが栄光に輝くのだろうか。
プレミアリーグのマンチェスター・シティで指揮を執るジョゼップ・グアルディオラはアルゼンチンのベスト4入りを大会前に予想していたようだ。
「ペップとポルトガル代表の選手たち、スペイン代表のロドリがW杯の結果を予想していた。僕は何も言っていなよ。みんなはポルトガルやフランスといったヨーロッパのチームを優勝候補に挙げていたね。ペップが「一番チャンスがあるのは誰だと思うか」と聞くと誰も答えなかった。すると、彼は僕を指さしたんだ」
米『ESPN』ではアルゼンチン代表のフリアン・アルバレスがペップの予想について話している。ここまではペップの考え通りに進んでおり、ポルトガルもスペインもベスト4に残っていない。
アルゼンチンは今大会が最後のW杯となるリオネル・メッシが中心人物であり、アルバレスやエンソ・フェルナンデスといった若手が上手くチームに融合している。ラウンド8のオランダ戦ではPK戦の末、強敵を破っている。
アルバレスの活躍はシティにとっても朗報だ。グループステージ3試合目のポーランド戦からスタメンでピッチに立っており、その後は全試合で先発に選ばれている。攻撃だけでなく守備面での貢献度も高く、快足を生かしたハイプレスは日本代表の前田大然を彷彿とさせる。シティではアーリング・ハーランドの影に隠れているが、後半戦はより注目される存在となるか。