『ABEMA』の人気コンテンツ「FIFAワールドカップ64」で、日本代表DF吉田麻也とタレントの矢部浩之さんが対談。森保ジャパンのキャプテンが、日本のサッカー史に残る大金星を振り返った。

 カタール・ワールドカップの初戦で、日本はW杯優勝経験国のドイツと対戦。前半に先制を許すも、後半に堂安律、浅野拓磨のゴールで逆転に成功し、2-1で勝利した。

 世界を驚かせたジャイアントキリング。吉田はドイツ戦の直前、ロッカールームでこう叫んだ。

「ドイツは俺らに負けるなんて、1ミリも思ってないぞ。歴史変えてきたやつは、絶対勇気持って、前進したやつだけだからな。今日、俺たちが歴史を変えよう」

 番組で矢部さんがこのフレーズを噛みしめるように繰り返したあと、「これまた考えたでしょ?」と問う。吉田は笑顔を浮かべ、「さすがにこれは考えますよね」と明かした。
 
「けっこう長く考えた。どうやったら、グッと持ち上げていけるか。みんなが話しているインタビューとか、いろいろ読むんですね、僕も。キーワードとなる言葉がいくつか出てくると思う。“新しい景色”とか。“歴史を変えたい”とか。

 いろいろあるなかで、みんなを突き動かせる言葉ってどれかなっていうのでピックアップしていって、歴史を変えるってことだなと思って。じゃあ、歴史を変えるって、どういう人がやってきたんだっけなって。坂本龍馬とか考えて。いろいろ考えた時に、やっぱり勇気を持って、何かにチャレンジした人なんじゃないかなっていうので」

 矢部さんが「選手からの反応とか、リアクションは?」と質問。吉田は「その時は感じられないけど、勝ったあととかに、その日の夜の食事とかで、若手とかけっこう、『あれよかったですね』とかある」と答える。

 歴史的勝利とともに、記憶に残る吉田の名スピーチ。本人も「けっこう、ほとんどの人に“さす”ことができたんじゃないかなと思う」とコメント。矢部さんも同調し、「日本国民、サッカーファンにささってますもん」と訴える。「1人で考えた甲斐がありました」と吉田も安堵した様子だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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