ポルトガル代表が、ローマのジョゼ・モウリーニョ監督にアプローチをかけているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

カタール・ワールドカップでは決勝トーナメントでモロッコ代表に敗れ、ベスト8敗退となったポルトガル代表。これに伴い、2014年9月から指揮を執るフェルナンド・サントス監督とは袂を分かつ意向を固めつつあり、後任を模索している。

その一人に挙げられているのが、誰もが知る名将モウリーニョ。クラブレベルでは母国ポルトガルをはじめ、イングランド、イタリア、スペインでリーグ制覇を成し遂げ、チャンピオンズリーグも2度優勝。個人では25個ものタイトルを手にしている。

以前から代表監督就任へ期待の声が高まっていたが、母国のポルトガル代表が具体的なオファーを検討しているとのこと。問題は2024年まで結ばれているローマとの契約だが、ポルトガルサッカー協会は、二足の草鞋もやぶさかではないという姿勢のようだ。

かつてはケビン・キーガン氏がフルアムの監督就任中に暫定的にイングランド代表の監督に任命され、後にフルアムを辞任したケースがあるが、クラブと代表を同時並行で指揮した例はめったにない。