カタール・ワールドカップ(W杯)を戦ったイングランド代表とウェールズ代表。どうやら、カタールでのファンの逮捕は1件もなかったようだ。イギリス『BBC』が伝えた。
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6大会連続16回目の出場となったイングランドと1958年のスウェーデン大会以来、64年ぶり2回目の出場となったウェールズ。共にグループBに所属するという組み合わせの中、イングランドはグループステージ突破、ウェールズはグループステージ敗退となった。
勝ち上がったイングランドも、ラウンド16ではセネガル代表相手に勝利したものの、準々決勝ではフランス代表相手に敗戦し大会を去ることとなっていた。
そんな中、イギリス警察の責任者であるマーク・ロバーツ巡査部長が、カタールでのファンの「模範的な行動」を称賛したという。
報道によれば、カタール国内に集まったイングランド、ウェールズのファンに関しては、事件を起こすことなく、逮捕者も1人もいなかったという。
一方で、イギリス国内ではサッカーに関連した事件が531件も発生。そのうちの150件は、イングランドが準々決勝でフランスに敗れた後に起こっていたという。
なお、W杯が開幕して以来、合計で115人の逮捕者が出ており、その多くが認可された施設での事件と関連しているという。
ちなみに、4年前の2018年に行われたロシアW杯では、同じ段階で225人がイギリス国内でサッカー関連による事件で逮捕されていたという。
ロバーツ氏はカタールで事件が起こらなかったことについて、アルコールの規制がファンの行動を「ある程度」助けただろうとの見解を示しているという。
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