準決勝クロアチア戦で1ゴール1アシスト 悲願の優勝にあと1勝と迫る
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは現地時間12月13日のカタール・ワールドカップ(W杯)準決勝、クロアチア代表戦で先制のペナルティーキック(PK)を含む1得点1アシストの活躍を見せ、3-0の勝利に大きく貢献した。試合後には盟友の元アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ氏と抱擁をかわし、反響を呼んでいる。
試合は終始アルゼンチンが主導権を握った。試合は前半32分、ペナルティーキック(PK)からFWリオネル・メッシが沈めてアルゼンチンが先制。さらに前半39分、カウンターからFWフリアン・アルバレスが追加点を奪って2-0とリードを広げて前半を折り返すと、後半24分にはメッシの突破から再びアルバレスが決めて3-0と勝負が決した。
今大会5ゴール目で得点王レースのトップに並び、悲願の優勝まであと1勝に迫ったメッシ。この試合のプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれると、アグエロ氏がそのプレゼンターを務めた。
FIFA公式ツイッターは「試合後のメッシを待っていたのは…」と綴り、その際の様子を公開。2人は笑顔で抱擁をかわすと、アグエロ氏からトロフィーが贈られ、笑顔の絶えないひとときとなった。ファンからは「これはもう感動でしかないです」「これは胸熱、泣けるな」「素敵な映像」などの声が上がっている。
アグエロ氏は2021年10月のリーグ戦中(FCバルセロナ所属)に胸を抑えて倒れ込み、のちの検査で不整脈が見つかった。同年12月に33歳にして現役引退を決断。盟友メッシとともにW杯を制覇する夢が断たれていたが、今大会にはFIFAのアンバサダーとして参加している。(FOOTBALL ZONE編集部)