クロアチア代表のズラトコ・ダリッチ監督が、自身の続投並びにルカ・モドリッチがEURO2024までプレーする可能性を示唆した。13日、アメリカメディア『ESPN』が報じている。

 報道によると、ダリッチ監督はアルゼンチンとのFIFAワールドカップカタール2022の準決勝敗退後、インタビューに応じた。その場において、自身の続投を明言し、モドリッチの代表キャリアがあと1年半続く可能性について言及したと伝えられている。

「(モドリッチなどを擁する)この世代のW杯は終わった。2026年、何が起こるか見なければならない。我々には素晴らしいチームがあり、この世代はEURO2024で代表キャリアを終えるだろう。我々にはUEFAネーションズリーグもあり、2つの大会で準決勝に進出した素晴らしい世代がいる」

「(「代表監督は続けるのか?」と問われ、)続ける。私の契約は2024年のEUROまでで、今日から半年後にはネーションズリーグのファイナルズもある。私の計画は、クロアチアをEURO2024本大会に導くことだ」

 ダリッチ監督は1966年10月26日生まれの56歳。当時のユーゴスラビア出身で、現役時代はハイドゥク・スプリトなどでMFとしてプレーした。2005年から監督キャリアをスタートさせ、母国クロアチアのリエカや中東のクラブで指揮を執った後、2017年にクロアチア代表指揮官に就任。就任直後にウクライナとの直接対決を制し、2018年ロシアW杯の欧州予選・プレーオフ進出を果たすと、プレーオフではギリシャに勝利して本大会へ。この大会では、アルゼンチンやイングランドなどを撃破し、フランスには決勝で敗れたものの、過去最高の準優勝に導いた。今大会でも、持ち前の粘り強さを発揮し、日本とブラジルをPK戦の末に撃破。準決勝でアルゼンチンには負けたものの、2大会連続でベスト4以上の成績を残すことが決まっている。