水面下ですでにクラブは動いている
FIFAワールドカップ・カタール大会で躍進しているモロッコ代表。グループステージを無敗で切り抜け、決勝トーナメントではスペインとポルトガルを下した。
指揮官であるワリド・レグラギ含めモロッコ代表の評価はうなぎ上りだ。すでにビッグクラブが獲得を目指しているといった報道も出ており、大会後の去就に期待がかかる。
仏『Get French Football News』によると、プレミアリーグのレスター・シティがモロッコのMFアゼディン・ウナヒ獲得に興味を示しているようだ。
このウナヒには複数のクラブが関心を示しており、同メディアによると、レスターは争奪戦を避けるため4500万ユーロ(日本円にして約65億円)のオファーを提示すると見られている。バルセロナはライバルの一つだが、ウナヒを“安価な選択肢”と考えており、レスターがこれほど高額なオファーを提示することになれば手を引く可能性は高い。
ウナヒは昨季からリーグ・アンのアンジェでプレイしており、今季はリーグ戦で14試合に出場している。モロッコ代表のチームメイトであるソフィアン・ブファルもアンジェにいるが、今季はリーグ最下位と思うような結果を残せていない。
ウナヒのポジションは中盤で、代表では中盤3枚の一角としてプレイする。球際の強さ、推進力のあるドリブルを武器としており、押し込まれることの多いモロッコでは陣地を回復する重要な役割を担っている。大舞台で活躍できるメンタルの強さ、22歳という若さを考えれば移籍金が4500万ユーロとなっても不思議ではない。
今冬に早くもステップアップが期待されるウナヒ。モロッコはフランスとの準決勝を戦うことになっており、勝てばアフリカ勢初となるファイナル進出となる。