ナポリに所属する韓国代表のDFキム・ミンジェが、日本代表との違いについて語った。韓国メディア『SBS NEWS』が15日付けで伝えている。
そのキム・ミンジェが守備の柱を担った韓国代表は、カタールW杯で苦戦を強いられてながらも、グループステージ最終戦でポルトガルに劇的勝利。奇跡的に決勝トーナメント進出を果たした。ただ、ラウンド16では王国ブラジルを前に守備が崩壊。前半だけで4ゴールを奪われ、1-4の大敗を喫している。
大会後、いったん韓国へ戻り、イタリアへ出発するために仁川国際空港で取材に応じた26歳のCBは、「ワールドカップで、韓国だけでなくアジアのチームが世界の舞台で競争力があると感じた」と述べた。
退任したポルトガル人のパウロ・ベント監督が今後欧州クラブの監督となり、韓国代表の選手を迎え入れる可能性について質問を受けると、こう答えている。
「選手たちをたくさん連れて行ければいいが、それは簡単ではない。正直、韓国ではヨーロッパ進出が難しい。チームといろいろしなければいけないし、移籍金も高い」
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そのうえで、「今回、Kリーグの選手たちもワールドカップで素晴らしい活躍をした。チームの立場ではないので、安易に言うことはできないけど、あえて一言言わせてもらえば、欧州のクラブからオファーが来たら、良い対応をしてほしい」と続けている。
そして、カタールW杯のメンバー26人中19が欧州組だった日本代表(韓国は8人)と比較し、こうコメントした。
「日本にはヨーロッパでプレーする選手が多く競争力がある。正直、もう比較することはできない。日本が羨ましい」
ともに今回のW杯ではベスト16止まりながら、日本はドイツとスペインという強豪国を破り、小さくないインパクトを残した。セリエAで首位を走るナポリで評価を上げている“怪物DF”は、韓国も日本のように欧州でプレーする選手を増やす必要があると感じているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部