韓国代表DFキム・ミンジェ、韓国選手の欧州進出が難しい理由について言及
カタール・ワールドカップ(W杯)で韓国代表としてプレーしたDFキム・ミンジェ(ナポリ)が「日本がうらやましい」と日韓代表の海外組の違いを指摘したなか、「韓国ではヨーロッパ進出が難しい」と真意も明かしている。韓国放送局「SBS」が伝えた。
カタールW杯で韓国代表を率いてベスト16の結果を残したポルトガル出身のパウロ・ベント監督は大会後に退任。クラブチームを指揮し、韓国人選手を獲得する可能性について問われたキム・ミンジェは「選手をたくさん連れていってほしいが、それは容易ではない。実は韓国ではヨーロッパ進出が難しい」と語っている。
その理由について「クラブと解決しなければならないことが多い。移籍料も高い」と指摘したキム・ミンジェは、「今回、Kリーグの選手たちもW杯で活躍した。クラブの立場でむやみに言うことはできないが、あえて一言言うとすれば、ヨーロッパのチームからオファーが来たら快く送り出してほしい」と提言していた。
そうした国内の事情もあり、「日本がうらやましい」という発言につながったようだ。キム・ミンジェは日韓代表チームを比較し、「日本には欧州組の選手が多くて競争力がある」と欧州組の人数差に言及。カタールW杯のメンバーにおいて、日本は26人中19人が欧州組で構成されていた一方、韓国は8人にとどまっており、韓国選手の積極的な欧州進出を望んでいた。(FOOTBALL ZONE編集部)