アルゼンチン代表のリオネル・メッシが、クロアチア代表戦で決めたPKについて、秘策を明かした。現地時間12月15日に英メディア『SPORT BIBLE』が伝えている。

 カタール・ワールドカップ(W杯)の準決勝でクロアチアと対戦したアルゼンチンは、メッシのPKとフリアン・アルバレスの2ゴールで3-0の快勝を収め、決勝進出を決めた。

 34分のPKの場面でメッシは、豪快にゴール右上に突き刺し、先制点を奪った。対峙したクロアチアGKドミニク・リバコビッチは、決勝トーナメント1回戦の日本代表とのPK戦では3本をストップ。続くブラジル代表とのPK戦でも1本をセーブし、W杯で最多となる4本のPKセーブを記録した史上3人目の選手となっていた。

 そんな“PK職人”を相手にメッシは、「(ヘロニモ・)ルジやディブ(エミリアーノ・マルティネス)と一緒に、クロアチアのキーパーのテクニックを研究していた。彼がどのように待っているかを話したんだ」と語る。
 
「相手の動きを待つのではなく、驚かすように一気に打つのが1番良いと思った。長い時間をかけると難しくなる。だから、PKになったらそう蹴ろうと決めていた」

 またメッシは、クロアチアに弱点があったとも指摘している。

「クロアチアがボールを支配することは分かっていたが、それが僕たちの強みになると思っていた。彼らはボールを失うと混乱し、多くのスペースを残していた」

 2大会ぶりの決勝進出を決めたアルゼンチン。今大会が最後のW杯になると明言しているメッシは、悲願の世界一を成し遂げられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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