【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝】アルゼンチン3-3(PK4-2)フランス(日本時間12月19日/ルサイル スタジアム)

 アルゼンチン代表の悲願のワールドカップ制覇の裏には、昨年に心臓の不整脈で引退を余儀なくされていたアグエロの存在があった。一学年上のメッシとの“感動の秘話”が明かされ、メッシとアグエロがトロフィーを掲げる感動的なシーンに思わずもらい泣きする視聴者が相次いだ。

【映像】盟友アグエロとトロフィーを掲げる感動的な瞬間

 1987年生まれのメッシと1988年生まれのアグエロは10代の頃からアルゼンチン代表の年代別代表で共闘し、2005年のU-20ワールドカップや2008年の北京オリンピックで優勝に貢献していた。

 A代表でも抜群のコンビネーションを発揮し、代表合宿では常にホテルの部屋が同部屋など2人は親友として知られていたが、昨年に心臓の不整脈が発覚したことでアグエロはメッシにワールドカップ優勝の夢を託して一足先に現役を退いていた。

 そんな中、アグエロはメッシらアルゼンチン代表を応援するべく準決勝からカタールに入ってチームに帯同していたようだ。

 表彰式にアグエロが参加している様子を見たABEMAで実況を務めた寺川俊平アナウンサーは「準決勝のプレイヤーマンオブザマッチの表彰でアグエロがサプライズで登場すると、昨日はかつてのルームメイトであったメッシと一緒の部屋に泊ったそうです。で、翌日こうして優勝ですよ」と2人の堅い絆で結ばれたエピソードを披露した。

 これを聴いたABEMA視聴者は「よかったなアグエロ」「マジかよ泣けるな」「激アツエピソード」「これ映画なるやろ」と深く感銘を受けていた。

 メッシの大活躍でアルゼンチン代表は36年ぶりにワールドカップのトロフィーを掲げることができた。それは、メッシの悲願でもあり、長年に渡ってルームメイトとして支えてきたアグエロへの恩返しでもあった。親友である彼とともに優勝の瞬間を分かち合えたことをメッシはとても幸せに感じていることだろう。(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)