“サッカーの王様”として知られる元ブラジル代表のペレ氏が、FIFAワールドカップカタール2022を制したアルゼンチン代表を祝福した。

 FIFAワールドカップカタール2022決勝が18日に行われ、アルゼンチン代表とフランス代表が対戦。前半にアルゼンチン代表が2点をリードすると、後半にフランス代表が追いつき、延長戦に突入。ここでもお互い1点ずつを追加し、3-3で120分が終了。試合はPK戦となると、これを4-2で制したアルゼンチン代表が36年ぶり3度目となるW杯制覇を果たした。

 ブラジル代表のエースとして3度のW杯優勝を経験しているペレ氏は、自身の公式インスタグラムを更新。「今日もフットボールはいつものように魅力的な方法でその物語を語り続けた。彼の軌跡に相応しいようにメッシが初めてW杯で優勝した」とメッシを称えた。

 また、1966年大会の元イングランド代表ジェフ・ハースト氏以来、史上2人目となるW杯決勝でのハットトリックを達成したエンバペにも「親愛なる友人であるエンバペは決勝で(PK戦を含め)4ゴールを決めた。私たちのスポーツの未来に向けてもこのような光景を見られたことはなんと素晴らしい贈り物だっただろう」とメッセージを送った。

 さらに、アフリカ勢初となるベスト4進出を果たしたモロッコ代表についても「素晴らしい躍進を見せたモロッコを祝福しないわけにはいかない。アフリカが輝いているのを見ることは素晴らしいことだ」とつづった。

 そして、最後には2020年に亡くなった元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナ氏の名前を挙げながら、「おめでとう、アルゼンチン!間違いなく今、ディエゴは笑っているだろう」と祝福した。