アルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウル(アトレティコ・マドリード/スペイン)が、FIFAワールドカップカタール2022優勝の喜びを語った。18日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。

 カタールW杯・決勝が18日に行われ、アルゼンチン代表はフランス代表と対戦。23分にリオネル・メッシのゴールで先制すると、36分にはアンヘル・ディ・マリアが追加点を挙げ点差を2点に広げた。しかし、後半にキリアン・エンバペに2点を返され試合は延長戦に突入。延長戦ではメッシとエンバペが1点ずつを加えるも、120分では決着が付かず勝敗はPK戦に委ねられた。これを4-2で制したアルゼンチン代表が36年ぶり3度目のW杯制覇を成し遂げた。

 グループステージ初戦から準決勝に至るまで、6試合全てに先発出場していたデ・パウルは、この試合でも中盤の一角としてスタメンに名を連ねた。豊富な運動量でピッチを所狭しと駆け回り、鋭い出足の守備と果敢な攻撃参加で存在感を発揮。102分にレアンドロ・パレデスとの交代でピッチを去るまで、攻守に奔走し続けた。

 チームの”汗かき役”として優勝に大きく貢献したデ・パウルは、決勝戦後のインタビューに応じ、「僕たちが優勝カップを掲げる光景をイメージすることができなかったんだ。何千キロも離れているようにさえ感じていたよ」と明かしつつ、W杯制覇の喜びを次のように語った。

「僕たちは世界チャンピオンだ。今の気持ちを何と表現すれば良いか分からないよ。とにかく最高の結果だ。僕たちは苦しむために生まれてきた。アルゼンチン人であれば全員が知っている。でも、その度に僕らはタフになってきたんだ。今日は僕の人生の中で最も重要な日になった。永遠への鍵を手に入れたんだ。僕たちの成し遂げたことはこれからも不滅だよ。世界の頂点に立てたのは、メンバー26人全員が命を捧げたからだ。優勝に相応しいと思っている」