21日のFIFA正式発表を前に海外メディア報道、各国の順位は?

 カタール・ワールドカップ(W杯)は12月18日に閉幕し、決勝戦でアルゼンチン代表がフランス代表をPK戦の末に下して、1986年のメキシコ大会以来3度目の優勝を果たした。大会の結果を受けて、英メディアは最新のFIFAランキングをフライングで報道。グループEを首位で突破した日本代表は20位、今大会の王者アルゼンチンは、1つ順位を上げて2位となっている。

 中東初開催となったカタールW杯は18日に決勝戦が行われ、36年ぶり3度目の優勝を目指すアルゼンチンと前回王者フランスが対戦した。アルゼンチンは前半にFWリオネル・メッシのPK、FWアンヘル・ディ・マリアの追加点で2点リードも、王者フランスは後半、FWキリアン・ムバッペが2ゴールを奪取。2-2のまま迎えた延長戦でも互いに1点を取り合い、PK戦へ突入すると、このPK戦を4-2で制したアルゼンチンが頂点に立った。

 大会閉幕を受けて英紙「デイリー・メール」は、22日に発表が予定されている最新のFIFAランキングをひと足早く報道。注目のトップには、大会前と変わらずブラジル代表が君臨。今大会の王者アルゼンチンは、順位を1つ上げて2位となっている。記事によると、PK戦の勝利はランキングのポイントにならないため、アルゼンチンの勝利はブラジルを抜いてトップに立つには十分ではなかったとされている。

 グループリーグのE組でドイツ代表、スペイン代表を破り、首位でラウンド16に進出した日本代表は、4つ順位を上げて20位に上昇。アジア勢ではトップに君臨している。一方、まさかのグループ敗退となったドイツは11位から14位へ、ラウンド16で敗退となったスペインは7位から10位へ順位を下げている。そのスペインを16強で破り、アフリカ勢初の4位と躍進したモロッコ代表は、22位から11位へ大きく上昇した。

 そのほか、前回大会3位のベルギーは、今大会でまさかのグループ敗退となった結果を受け、大会前の2位から4位へ転落。今大会で惜しくも連覇を逃したフランスは、4位から1つ順位を上げ3位となっている。(FOOTBALL ZONE編集部)