アルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデス(ベンフィカ)が、FIFAワールドカップカタール2022優勝の喜びを語った。18日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。

 カタールW杯・決勝が18日に行われ、アルゼンチン代表はフランス代表と対戦。23分にリオネル・メッシのPKで先制すると、36分にはアンヘル・ディ・マリアが追加点を挙げ前半でリードを2点に広げた。しかし、後半にキリアン・エンバペに2点を返され試合は延長戦に突入。延長戦ではメッシとエンバペが1点ずつを加えるも、120分では決着が付かず勝敗はPK戦に委ねられた。これを4-2で制したアルゼンチン代表が36年ぶり3度目のW杯制覇を成し遂げた。

 E・フェルナンデスは中盤の一角としてこの試合にフル出場。豊富な運動量でピッチを所狭しと駆け回り、攻守両面で存在感を放った。データサイト『Sofascore』によると、同選手はフランス代表との決勝戦でパス成功率「85パーセント」、タックル成功数「10回」を記録。また、地上でのデュエルでは11勝を挙げており、10点満点の採点では「7.1点」という高評価を受けている。

 今大会で全7試合に出場し、最優秀若手選手賞も受賞したE・フェルナンデス。中盤で攻守に奔走し続け、アルゼンチン代表のW杯制覇に大きく貢献した21歳の若武者は、次のように優勝の喜びを語っている。

「僕にとって決して忘れることのできない瞬間になった。母国の代表の一員としてW杯で優勝する機会を得られたことは、とても名誉なことだ。全てがあっという間の出来事だったので、今の僕はそれを楽しむことはできない。21歳でW杯を制覇し、自分の夢を叶えることができた。僕は今日のようなプレーをするために生まれてきたんだ。神様が与えくれた贈り物のおかげで、この場に立っていられる。母国でW杯を制覇する、これ以上の喜びはないだろう。今日のことは一生忘れないよ」

 また、同選手は7得点3アシストの大活躍で大会最優秀選手賞(MVP)に輝いたメッシについて言及。「メッシは僕のアイドルだよ。彼は誰よりもW杯優勝に値する人物だと思っている」とコメントした。