フランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガが標的に

 カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝戦が現地時間12月18日に行われ、アルゼンチン代表がフランス代表をペナルティーキック(PK)戦で下し、1986年のメキシコ大会以来3度目の優勝を果たした。大会MVPにあたるゴールデンボールも受賞したFWリオネル・メッシの親友である元アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ氏は選手たちとともにセレブレーションに加わったが、その際の“暴言”が波紋を呼んでいる。

 アルゼンチンはメッシのPKで先制。さらにFWアンヘル・ディ・マリアの追加点で2点リードも、後半にフランスの反撃を受ける。後半35分にFWキリアン・ムバッペにPKを決められると、その1分後には同点ボレー弾を許し2-2のまま延長戦へ。

 延長後半4分にメッシのゴールで一時勝ち越すも、同13分にムバッペがPKを沈めてハットトリックを達成。3-3のスコアのまま、PK戦に突入した。アルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスの活躍もあり、最終的にPKスコア4-2でアルゼンチンが優勝を決め、メッシは念願のW杯トロフィーを手にした。

 試合後、アグエロ氏はメッシらとともに優勝を祝ったが、SNSのライブ配信での言葉に英紙「ザ・サン」は注目。アグエロ氏はフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガに対して「カマヴィンガ、クソ野郎!」と満面の笑顔で発言していたのだ。

 マルティネスもムバッペに対する問題発言も注目されているが、同紙は「もっと調子に乗った発言かもしれない」と指摘。「なぜカマヴィンガを標的にしたのかは分からない」としつつも、50万人近くが視聴するなかでの“暴言”となったことを報じている。

 英メディア「スポーツ・バイブル」によると、カマヴィンガが暴言の対象になったのは、単に歌のフレーズと語呂が近かったからとのこと。カマヴィンガにとっては災難で、海外ファンからは「アグエロへのリスペクトを完全に失った」「なぜただ祝うことができないのか」「34歳が20歳に喧嘩を売る。なんて恥ずかしい」などの声が上がっているという。(FOOTBALL ZONE編集部)