ついにメッシはワールドカップタイトルも手にした
19日に行われたワールドカップ・カタール大会の決勝では、アルゼンチンがフランスをPK戦の末に下し、36年ぶりにワールドカップを制覇。FWリオネル・メッシが念願のタイトルを手にした。メッシは昨季、長年在籍したバルセロナからパリ・サンジェルマンへと活躍の場を移しているが、同様の流れでワールドカップタイトルを手にした選手は他にもいる。
バルサ在籍時に数え切れないほどのチームタイトルや個人タイトルを獲得し、アルゼンチン代表でも昨年にコパ・アメリカ制覇を成し遂げていたメッシ。残すメジャータイトルはワールドカップくらいとなっていたが、今回のカタール大会で見事にそのタイトルも獲得してみせた。
そんなメッシは2021年夏にPSGへと移籍しており、ワールドカップ優勝はその翌年の出来事となっている。彼と同様に、PSG移籍の翌年にワールドカップタイトルを手にした選手は過去にも存在しており、今大会で惜しくも2連覇を逃したFWキリアン・ムバッペもその1人となっている。
ムバッペは2017年夏にモナコからPSGへと移ってプレイしており、移籍翌年の2018年に19歳の若さでワールドカップ・ロシア大会に出場。4ゴールをあげる活躍を見せ、ワールドカップタイトルを手にした。
さらに遡れば、メッシやムバッペに勝るとも劣らないビッグプレイヤーが同様の経緯を辿っている。元ブラジル代表のロナウジーニョ氏だ。彼は2001年にグレミオからPSGへと移籍し、その翌年の2002年には日韓大会に出場。22歳でブラジルのワールドカップ優勝に貢献した。
メッシとロナウジーニョ氏は共にバロンドール受賞経験者であり、ムバッペも順当にいけば、いずれは同賞を受賞することになるはず。稀代のサッカープレイヤーと呼べる3人が、奇しくもPSG移籍の翌年にワールドカップタイトルを手にしている。もし2025年にPSGへと移籍するビッグタレントがいれば、その選手がワールドカップ・2026年大会を制することができるかどうか、注目すべきかもしれない。