プレミアリーグ第17節が26日に行われ、サウサンプトンとブライトンが対戦した。
FIFAワールドカップカタール2022が幕を閉じ、“ボクシング・デー”からプレミアリーグが再開。8選手をW杯に派遣したブライトンは、ロベルト・サンチェスやレアンドロ・トロサール、三笘薫、モイセス・カイセドらが先発に名を連ねた。
3分、三笘が見せ場を作る。スルーパスに抜け出してペナルティエリア左に侵入すると、細かいタッチで相手を翻弄。シュートは相手GKに阻まれた。
ブライトンは14分に先制する。右サイドからソリー・マーチが左足で柔らかいクロスを供給。うまく相手DFの前に飛び込んだアダム・ララーナが頭ですらしてゴール左に流し込んだ。
ブライトンは35分にリードを広げる。左でボールを持った三笘がタメを作り、外を追い越したペルビス・エストゥピニャンにスルーパスを供給。エストゥピニャンが相手DFとGKの間に低めのクロスを送ると、最期は相手DFロマン・ペローのオウンゴールを誘った。
その後も試合の主導権を握るブライトンは、前半アディショナルタイム1分にも好機到来。ララーナの浮き球パスに抜け出した三笘がペナルティエリア左から折り返したが、ゴール前に飛び込んだマーチにはわずかに届かなかった。ブライトンは2点リードで折り返す。
56分、ブライトンがサウサンプトンを突き放す。右サイドでパスを受けたマーチがドリブルでカットイン。ペナルティエリア手前の中央まで運ぶと、左足を振り抜いて強烈なミドルシュートをゴール左上へと突き刺した。
その後も鋭いドリブルでサウサンプトンの守備陣を切り裂く三笘。61分には味方のお膳立てからビッグチャンスを迎える。マーチがペナルティエリア右の深い位置から浮き球で折り返すと、ゴール前に飛び込んだ三笘が頭で合わせたが、わずかに枠の左へと外れた。
サウサンプトンは72分、サミュエル・エドジーがキレのあるドリブルでパスカル・グロスのファウルを誘い、PK獲得。ジェームズ・ウォード・プラウズがキッカーを務めると、左を狙ったシュートは相手GKロベルト・サンチェスにコースを読まれてしまう。それでも、すかさずこぼれ球に反応したウォード・プラウズが頭で押し込み1点を返す。
試合はこのまま終了。三笘はフル出場を果たし、ブライトンが再開初戦を制した。次節は31日に行われ、サウサンプトンは敵地でフルアム、ブライトンはホームでDF冨安健洋が所属するアーセナルと対戦する。
【スコア】
サウサンプトン 1-3 ブライトン
【得点者】
0-1 14分 アダム・ララーナ(ブライトン)
0-2 35分 オウンゴール(ブライトン)
0-3 56分 ソリー・マーチ(ブライトン)
1-3 73分 ジェームズ・ウォード・プラウズ(サウサンプトン)