日本サッカー協会(JFA)は28日、日本代表を率いる森保一監督の続投を発表した。期間はFIFAワールドカップ2026までとなっている。

 2018年7月から始まった“森保体制”が継続する。FIFAワールドカップの本大会で指揮を執った監督が継続して指揮を執るのは日本代表史上初のこと。既にJFAは2023年3月23日に国立競技場でキリンチャレンジカップ2023の開催を発表しており、森保監督の“第2章”は同試合から幕を明けることとなる。

 現在54歳の森保監督は、古巣のサンフレッチェ広島で監督キャリアをスタート。2012シーズンから2017シーズン途中まで指揮官を務め、古巣を3度のJ1リーグ制覇に導いた。2017年10月より東京オリンピック世代の日本代表監督に就任。2018年4月には日本代表のコーチを務めることが決まり、FIFAワールドカップロシア2018も経験した。同大会終了後に五輪代表との“兼任”で日本代表監督に就任。A代表を率いて臨んだAFCアジアカップ2019は準優勝、U-24日本代表の監督として闘った東京オリンピックは4位で終えていた。2022年11月から12月にかけて行われたFIFAワールドカップカタール2022では、ドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と同居したグループEを首位で突破。日本代表を2大会連続のベスト16入りへと導いたが、決勝トーナメント1回戦ではPK戦の末にクロアチア代表に敗れ、初のベスト8入りとはならなかった。