堂安律がカタール・ワールドカップで株を上げたのは間違いない。大会最優秀若手選手らとともに、飛躍した新星のひとりに選ばれたこともそれを物語っている。

 大手スポーツチャンネル『ESPN』は12月23日、開幕前にはあまり名が知られていなかったが、大会で目覚ましい活躍を見せた11選手を選出した。そのひとりに堂安がチョイスされている。

 堂安はグループステージのドイツ戦とスペイン戦で後半に途中出場。ピッチに立って間もなく同点弾を挙げ、ビハインドを背負っていたチームが逆転勝利を収める流れをつくった。PK戦の末にクロアチアに敗れたラウンド16でも、前田大然の先制点につながるクロスを入れている。

 ESPNは「日本はグループステージでドイツとスペインのような強豪国を破って驚かせた。そしてカタールで輝いたのが、ドウアンのような選手たちだ。ドイツ戦とスペイン戦で途中出場したフライブルクのアタッカーは、どちらの試合でも得点を挙げてゲームを変え、日本が歴史をつくる助けとなった」と報じている。

【画像】世界的な反響を呼んだ森保監督のお辞儀
 そのほかに同メディアが選出したのは、優勝したアルゼンチンから大会最優秀若手選手に選ばれたエンソ・フェルナンデス。準決勝まで勝ち進んだモロッコからは4選手、クロアチアからは2選手が選出された。

 ESPNが選んだ11人は以下のとおり。

GK:ボヌ(モロッコ)
DF:ヨシップ・ユラノビッチ(クロアチア)、ヨシュコ・グバルディオル(クロアチア)、ナイエフ・アグエルド(モロッコ)、ペルビス・エストゥピニャン(エクアドル)
MF:ソフィアン・アムラバト(モロッコ)、エンソ・フェルナンデス(アルゼンチン)、コディ・ガクポ(オランダ)
FW:ソフィアンヌ・ブファル(モロッコ)、堂安(日本)、ゴンサロ・ラモス(ポルトガル)

構成●サッカーダイジェストWeb編集部