日本代表のMF久保建英が12月29日に『WOWOW』で放送された「久保建英 スペシャルドキュメンタリー ~21歳が見据える新たな舞台~」で、先のカタール・ワールドカップについて振り返った。

 森保ジャパン最年少の21歳で大舞台に挑んだ久保は、ドイツ戦とスペイン戦で先発出場。チームは優勝経験のある2か国を相手に歴史的勝利を飾ったものの、ともにハーフタイムで交代となった。

 精彩を欠いたドイツとの初戦は、「雰囲気が重くて、緊張とかじゃないんですけど、重さにのまれた感はありましたね。チームとしても個人としても」と回想。だが、グループステージ突破を懸けたスペインとの第3戦では、いつも通りのプレーができたようだ。

「個人としても前半はやれることやってたと思うんで、特に問題がなかったと思いますし、初戦のような変な重さもなくて。チームがうまく行ってなかったんで、僕が受けてタメを作ったり、みんなを落ち着かせるじゃないですけど、気持ちの面で負けてなかったと思う。変な緊張感もなかったですし、2試合目はワールドカップに慣れたのかなと思いました」
 

 だが、前半を終えると、ドレッシングルームに戻る前に森保一監督から交代を告げられる。その様子を捉えた映像では、驚いた表情を見せた後、悔しさを露わにした。

「正直、なんで俺なんだよと思いましたし、負けてたんで選手交代はあるだろうなと思いましたけど、僕だとは思ってなかったんで。そこで驚いてしまった」

 その時の心境をそう明かしたレフティは、「ワールドカップだし、今日の出来で代えられたら悔しいなという思いが込み上げてきて、ちょっと顔に出ちゃったりしましたけど、顔に出してもいいレベルの大会なんで、ワールドカップは。1リーグ戦でもないですし。そういった意味では心残りはすごくありますけど、一戦目のように何もできずに代わるよりは良かったと思います」と続けている。

 続くクロアチア戦に体調不良で出場できなかっただけに、余計に心残りの部分があるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【W杯PHOTO】現地カタールで日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介!