【プレミアリーグ】エヴァートン1-4ブライトン(日本時間1月4日/グディソン・パーク)

 日本時間4日、プレミアリーグ2022-2023 第19節、エヴァートンvsブライトンが行われた。14分に三笘薫が2試合連続となる今季3点目をマークすると、後半にさらに得点を重ねたブライトンがアウェイで1-4の圧勝を飾った。

【映像】三笘薫、圧巻のドリブル突破から今季3点目!

 日本代表・三笘薫が3戦連続で先発に名を連ねた試合は、ブライトンが好パフォーマンスを見せ続けた。序盤こそ、ホームのエヴァートンがハイプレスでペースを握ろうと仕掛けてきたが、その展開を打ち破ったのが、まさに三笘だった。

 左サイドでパスを受けた三笘は、ファーストタッチで相手を交わしながらボックス内に侵入。2タッチ目でさらに中へと持ち運んで、GKの動きを見ながら冷静にフィニッシュ。三笘らしいボールタッチとドリブルを生かして、今季初の2試合連続ゴールを奪ってみせた。

 その後もブライトンは、ABEMAで解説を務めた鄭大世氏が思わず「三笘ってる」と興奮気味に伝えるほど、三笘が何度もチャンスに絡む形で相手ゴールに迫っていく。一方のエヴァートンも食らいつき、ポゼッション、シュート数では五分五分のように思えた前半だったものの、後半に入ると、このゲームは全く違う展開となって進んでいった。

 迎えた51分、中央右サイドから左の三笘へパスが渡ると、中のエストゥピニャンを経由して、ボックス内に抜け出したサルミエントが受けると、相手守備の股を通す折り返しを送った。そこに待ち構えていたファーガソンが冷静にフィニッシュを流し込んだ。

 アイルランドU-21代表でもある18歳の新星・ファーガソンも、三笘と同様、前節のアーセナル戦からの2戦連発ゴールとなった。2点をリードしたブライトンは54分、中央右で受けたソリー・マーチが中へ切り込みながら相手守備がスライディングで対応する動きを見ながらさらに中に交わして左足を一閃。リードを3点に広げることに成功した。

 ブライトンはさらに57分、相手の右サイドから中へのパスをグロスが絶妙な抜け出しでインターセプトすると、自ら独走して、最後はGKとの1対1を冷静なループで決め切って0-4として、スコアを一気に突き放してみせた。

 後半、いいところを見せられなかったエヴァートンは90+2分、アレックス・イウォビが倒されて獲得したPKをデマーレイ・グレイが決めて一矢報いたものの、反撃はそこまでとなり、試合は1-4でタイムアップ。三笘は78分にお役御免で交代し、3試合連続フル出場とはならなかったが、中2日の試合でもハイパフォーマンスを示した。
(ABEMA/プレミアリーグ)(C)Getty Images