【プレミアリーグ】エヴァートン1-4ブライトン(日本時間1月4日/グディソン・パーク)

 三笘薫のプレスを起点に素晴らしいゴールが生まれた。ボール奪取に成功したドイツ人MFがそのまま持ち上がりループシュートを決めると、解説の鄭大世氏も「ボランチとは思えない」と大絶賛する一撃となった。

【映像】 三笘薫を起点にした美しいループで4点圧勝

 ブライトンが3-0でリードして迎えた57分、エヴァートンの守備陣に三笘薫が自慢の走力で勢いよくプレスをかけて、パスミスを誘発させる。そのボールをグロスが奪い一気にゴール前へとドリブルで進み、GKとの1対1の場面に。緊張する場面だが、グロスはGKの動きをよく見て絶妙なループシュートを左足でゴールへ蹴り込んだ。ボランチとは思えない技ありゴールで、ブライトンは4点目を記録し、試合を決定的なものとした。

 ABEMAで解説を務めた鄭大世氏は「グロスがあの位置で前にいることは相手は想像できていないんですよね。それでもグロスは予測してスプリントしている。相手よりも一歩先に予測していることがポイント。これ、ボランチの選手のゴールじゃないですよね。あんなテクニカルなゴール取れます? 」とボランチながら圧巻のシュート技術を見せたグロスを元ストライカー目線で解説した。

 ABEMA視聴者も「落ち着いて決めすぎ」「三笘よく詰めた」「グロスもいい選手」と得点に関与した2選手を称賛している。

 この場面以外にもブライトンはチームとして連動して戦えている場面が多く、それはデ・ゼルビ監督による洗練された戦術の落とし込みによるものだろう。W杯終了後の休暇からMFマクアリスターも今節に復帰しており、フルメンバーで戦えるブライトンはどのクラブからしても脅威の存在になることは間違いない。
(ABEMA/プレミアリーグ)