昨年末のワールドカップで36年ぶりの優勝を果たしたアルゼンチン。守護神エミリアーノ・マルティネスは最優秀GK賞を授与されたが、その行動が物議を醸した。

性器に見立てた下品なポーズをしたほか、キリアン・エムバペを侮辱するような行動をしたのだ。ロッカールームで「死んだエムバペに黙祷」と歌ったほか、優勝パレードではエムバペを赤ん坊に見立てた人形も抱いていた。

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そうしたなか、マルティネスは『France Football』でこのように釈明したとのこと。

「誰かを傷つけるつもりなど全くなかった。

自分はキャリアを通じてフランス人と一緒にやってきたし、これまで少しも問題があったことはない。

(アーセナル時代の同僚であるオリヴィエ・)ジルーに僕がどんな人間なのか聞いてみるといい。フランスの文化やメンタリティがとても好きだ」

「(エムバペへの歌は)あれはロッカールームでのこと 。絶対に表に出すべきではないものだ。

2018年にフランスが我々に勝った時、(彼をマークしていたカンテを含めた)メッシについてのチャントがあったのを覚えている。

同じようにブラジルに勝ったチームはネイマールのチャントを歌うだろう。エムバペに対する個人的な敵意はない。彼をとても尊敬している。

彼やネイマールについて歌うとしたら、それは彼らが偉大だからだ」

「(人形の件については)道中で多くの人形が僕らに向かって投げられた、100体近くね…。

その時、足元にエムバペの顔をした人形が落ちた。笑えたので拾った。数秒掴んで投げ返した、それだけのことさ。

どうしてエムバペのことをバカにできるのか。彼は4ゴールも決めた!決勝で4ゴールだ…彼のほうがは僕のことを人形だと思ってるはずさ!

繰り返しになるが、エムバペを心から尊敬している。自分が見てきてなかで史上最高のフランス人選手だ。

試合後に彼に伝えた。自分を誇りに思ってほしいし、堂々としていいってね。彼はすごい試合をしたし、世界最高の選手のひとりだからね。

対戦できたことは嬉しかったし、君はほぼひとりで決勝を勝つところだったとも伝えたよ。

彼はとんでもない才能の持ち主。対戦して、別格だと実感した。レオ(メッシ)がサッカー界を去った時には彼がバロンドールを何度も受賞するはずさ」

エムバペに対する悪意はなく、リスペクトしていると説明。

実際、試合直後には声をかえるシーンがあったが、そこでは相手を讃えていたとのこと。