現地時間12月18日、カタール・ワールドカップ(W杯)の決勝、アルゼンチン代表対フランス代表が行なわれ、PK戦に末にアルゼンチンが勝利。36年ぶり3回目の優勝を果たした。
注目を集めたのが、両軍エースの活躍だ。ともにリーグ・アンのパリ・サンジェルマンに所属する35歳のリオネル・メッシ、23歳のキリアン・エムバペはW杯の決勝という最高の舞台で対峙した。
結果、メッシは2ゴールを決め、エムバペはハットトリックを達成。それぞれの1ゴールずつは延長戦で生まれたもので、同大会の得点王争いも最後まで熾烈を極めた。120分の奮闘を経た3-3というスコアの末、最後はPK戦での決着だった。
試合後は明暗がくっきりと分かれた両国だが、敗れながらも得点王に輝いたエムバペは、表彰式を待つ間にメッシとハグを交わし、お互いの健闘を称えていたようだ。その様子を国際サッカー連盟(FIFA)が動画で公開している。
【動画】試合後の表彰式を待つ間、メッシとエムバペがハグした様子をチェック
暗がりのなか、背番号10同士は背中に手を回し、ポンポンと叩き合った。言葉は聞き取れないが、試合中に2人の間に走っていた緊張感はなく、穏やかな空気が流れている。
この投稿に、ファンからは「2人とも世界チャンピオン。そして2人ともGOAT」「どちらが優れているのか? たぶん両方だ」「どちらかを選べなんて言われても僕らには選べない。サッカーの神様が決めたんだ」といった称賛の声が多数寄せられている。また、「パリSG最強説」「普段はチームメートなんだぜ。すごいな」「メッシは素晴らしい。そして一緒にプレーして学んでいるエムバペも素晴らしい存在になる」といったコメントも見られた。
意地のぶつかり合いを見せたメッシとエムバペ。今後のシーズンで所属クラブのパリSGはリーグだけではなく、チャンピオンズリーグも残している。2人以外にもブラジル代表FWネイマール、モロッコ代表DFアシュラフ・ハキミら今回のW杯で躍動したプレーヤーの共闘に、フットボールファンは胸を躍らせているはずだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部