前田大然は3月26日に怪我による離脱が決定
森保一監督率いる日本代表は、3月シリーズでウルグアイ代表、コロンビア代表と対戦。メンバー26人が発表された際、スコットランド1部セルティック勢を巡るメンバー選考にネット上では疑問の声が相次いだなか、レンジャーズOBも「奇妙」とスコットランド紙「ヘラルド」で見解を述べている。
森保監督の第2次政権初陣では、昨年のカタール・ワールドカップ(W杯)のメンバーからGK川島永嗣(ストラスブール)、GK権田修一(清水エスパルス)、DF吉田麻也(シャルケ)、DF長友佑都(FC東京)、DF酒井宏樹(浦和レッズ)、DF谷口彰悟(アル・ラーヤン)、DF山根視来(川崎フロンターレ)、MF柴崎岳(レガネス)、MF南野拓実(ASモナコ)、MF相馬勇紀(カーザ・ピアAC)が外れた。逆に、21歳のDFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)、21歳のDF半田陸(ガンバ大阪)、22歳のFW中村敬斗(LASKリンツ)、代替招集の25歳DF町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)と22歳DF藤井陽也(名古屋グランパス)がA代表初選出となった。
森保監督は「我々が積み上げをしていくうえで、ベストなメンバーを選んだ」と選考について語ったなかで、スコットランド1部セルティックで今季リーグ戦20得点3アシストを記録している古橋亨梧、5得点7アシストを挙げてシーズンMVP候補とも言われる旗手怜央は今回選外。その理由について、「絶対的な判断基準があるというわけではなく総合的にというところがあるのは理解してほしい」「リーグのレベルや置かれている状況もそれぞれに違うこと、いろいろなことを考えての招集」と説明していた。
スコットランド1部レンジャーズOBの元スコットランド代表FWアリー・マッコイスト氏は、現地時間3月28日に行われる欧州選手権(EURO)予選のスペイン対スコットランドを展望する過程で、スペインがカタールW杯のグループリーグ第3戦で敗れた日本について、このように言及している。
「古橋と旗手がいないのは奇妙だったが、なぜ日本が前田を入れたのかは十分に理解できる。彼はハードワーカーで、堅実なプレーヤー。正真正銘のプロの中のプロにして、素晴らしいチームメイトだ」
カタールW杯同様、3月シリーズでは古橋と旗手がメンバーから外れ、前線からプレスをできる韋駄天のFW前田大然が入った。前田は3月26日、怪我による離脱が発表されており、今後さらにセルティック勢の選考に関する議論は熱を帯びていくかもしれない。(FOOTBALL ZONE編集部)