セルティックは先月23日、明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸からDF小林友希(22)を獲得。同選手はすでに新天地のトレーニングに参加しているが、アンジェ・ポステコグルー監督が注文を与えている。また指揮官はFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)に出場していた日本代表FW前田大然(25)の動向についても語った。10日、英紙『デイリーレコード』が伝えている。

 セルティックは今季のスコットランド1部リーグ前半戦を14勝1敗で終了。2位レンジャーズに9ポイント差をつけて中断期間に突入している。そして先月中旬にはオーストラリアツアーを実施し、シドニーFCやエバートンと対戦。現在はポルトガル国内でトレーニング合宿を行っており、10日にはフランス1部スタッド・レンヌと練習試合で対戦している。

 また先月には小林友希と5年契約を締結。同選手は今月1日からセルティックのトレーニングに合流しているが、レンヌ戦では出番がなかった。

 するとポステコグルー監督は小林友希の現状について「(レンヌ戦は)小林友希にとって少し早かったようだ。プレーできるようになるまでに3週間はかかるだろう」と、同選手の新天地デビューが年明け以降になることを明言。

 「彼は我々のトレーニング方法やチームメイトのことについて、まだほんの一部分しか把握していない。ここまで本当によくやってくれているし、これからの数週間でスピードに乗ることが大事だ」とレベルアップを求めている。

 また現在一時離脱中の前田大然やオーストラリア代表MFアーロン・ムーイ(32)、アメリカ代表DFキャメロン・カーター=ヴィッカース(24)について聞かれると「カタールW杯で好成績を収めた選手たちにとって、この経験は間違いなくプラスになるだろう。(前田大然をはじめ)全員がカタールW杯で良い結果を残してきたし、自国への貢献度も高かった」と称賛。

 「ワールドカップでそうやって活躍すれば、自分自身をもう少し信じて帰ってこられると思う。3人とも今週はじめに再合流の予定だ」と語っている。今月17日にリーグ戦再開初戦を控えているだけに、前田大然やカタールW杯落選組のFW古橋亨梧(27)、MF旗手怜央(25)のパフォーマンスに再び注目が集まる。