後半途中に足を負傷して途中交代…ベンチで大粒の涙流す

 南米選手権(コパ・アメリカ)は現地時間7月14日に米フロリダ州マイアミガーデンズで前回王者アルゼンチンとコロンビアの決勝戦が行われ、延長戦の末にアルゼンチンが1-0で勝利し、連覇を達成した。アルゼンチンのエースFWリオネル・メッシは後半途中に負傷交代。ベンチで大粒の涙を流したが、最多16度目の優勝が決まると、笑顔で喜びを爆発させた。

 メッシは前半36分、突破した際に右足首を痛めてピッチに倒れ込んだ。治療を受けた後、そのままプレーを続けていたものの、悲劇は後半に起こった。後半18分、相手選手を追いかけた際に左太もも裏を痛めて転倒。そのまま立ち上がることができずに、ピッチを去ることになった。ベンチへと下がると、脱いだスパイクを投げ、ベンチで大粒の涙を流して大号泣した。

 試合は延長戦に突入。メッシを欠いたアルゼンチンは延長後半7分にFWラウタロ・マルティネスがGKとの1対1を決めて待望の先制点を手にした。ゴールを決めたマルティネスはメッシの元に駆け寄り、ハイタッチ。終了間際にコロンビアの猛反撃をなんとか耐え凌いで逃げ切った。

 最多16度目の優勝となる歓喜の瞬間を迎えると、メッシは両手を突き上げてガッツポーズを繰り返した。表情も大号泣から一転して笑顔に。足を引きづりながらピッチを歩き、チームメートらと笑顔でハグを交わして喜びを分かち合っていた。(FOOTBALL ZONE編集部)