解説を務めた武尊がスタンディングし「命を削った試合だった」と振り返るほどの激しい殴り合い、劇的な復活劇だった
 20歳前後でチャンピオンになる選手も多く、新世代の台頭が著しいK-1 KRUSH FIGHTでは、それだけベテランが生き残るのも厳しい。過去の実績に安住などできず、常に最前線で結果を出すことが求められる。
 12月15日の後楽園ホール大会には、2人の元チャンピオンが出場した。1人は元ウェルター級王者の牧平圭太だ。加藤虎於奈と対戦した牧平は左ストレートで先制のダウンを奪ったが、逆転KO負け。元王者を“食った”加藤はタイトル挑戦をアピールしている。まさに明暗がはっきりと出る試合だった。