<大相撲九州場所>◇十一日目◇20日◇福岡国際センター
 幕内前、まだ空席が目立つ福岡国際センターの館内が、一度の取組で4度も沸いた。
 20日に福岡国際センターで行われた大相撲九州場所の十一日目、まだ比較的静かな館内を一気に沸かせたのは、十両十三枚目の琴勝峰(佐渡ケ嶽)だ。十両十一枚目・若元春(荒汐)との一番に臨んだ琴勝峰は、諸手で立って若元春の左腕を抱え込むと素早く投げを打った。この一連の流れに館内は「おぉ~」と沸いた。